インドネシア最高のハードロックでAKAの後進バンドになります。
アルバム
Baby Rock
(1976/Indra AKL-190)
いきなりCACTUSかJohnny Winter ANDを思わせるドライブ感抜群のハードロックが飛び出してくる。インドネシアのバンドらしく緩いポップスやバラードもあるが、全体的なイメージは英米のハードロックバンドそのもので音色もAKA時代より遥かにアップデイトな感じ。またリッチー・ブラックモアが好んでやりそうなクラシカルでハードなGreensleeves等聞きどころも満載。
Bad Shock
(1976/?)
タイトル曲は11分にも及ぶ大作でハードロックから哀愁のある静かなパートへと流れていく様は日本人が好む展開そのもの。基本的にはファーストの延長線上にあるアルバム。
SAS Vol. III
(1977/Indra ?)
何曲か聞きましたが・・・まるで歌謡曲?
Lapar
(1977/Indra ?)
ハードな曲は従来のサウンド+Jimi HendrixというよりMAHOGANY RUSHを思わせるサウンドに進化?しています。
Sentuhan Cinta
(1978/Indra ?)
これまでにないキャッチーなハードサウンドも聞けます。
Exception
(1978/?)
未聴
Kasmaran
(1979/?)
未聴
SAS '80
(1980/)
落ち着いたサウンドになってます。ハードAOR?
SAS 1981
(1981/?)
おとなしめの曲が多くなってきました。
Larantuka
(1983/?)
もはやスタジアムロックです。
Sanskerta
(1984)
ジャケット通り緩いポップスです。
Episode Jingga
(1986)
ハードさは戻ってきましたが、キャッチーなポップハードです。
Sirkuit (1987)
かなりメタルっぽいサウンドにまた変化。かっこいいです。
Metal Baja (1993)
Gary MooreやRAINBOWを彷彿させるハード&メタルサウンドです。バラードもメタルバンドのパターン?
83年のLarantuka以降はバンド名をSASと呼称するようになったようです。
まだまだ、情報が少なくここに上げたアルバム以外にベストアルバムが数種。詳細の分からないアルバムが何種類かあり、シングルの情報などは皆無です。全貌が解明されるのはまだ先のことかもしれません。
AKAからキーボード&ボーカルが抜け結成というよりは継続されたバンドで、ベーシストがキーボードも兼任しています。曲によってはキーボードが大活躍する曲もありプログレファンも引き付ける魅力を持っています。
基本的な音楽要素はAKA時代と同じですが、時代と共にサウンドが変化していきます。これは長く続いているバンドには当然のことでバンドとしてはAKA~SASで一つのバンドと見れると思います。
それにしてもインドネシアのロックシーン恐るべし。